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産学官民交流事業

2023.6.12 令和5年度定時総会 記念講演会

1.開催日時

2023年6月12日(月) 15時50分~17時00分

2.開催場所

ホテルアークリッシュ豊橋 5F ザ・グレイス

3.講師

愛知県知事 大村 秀章 氏

4.演題

『日本-元気な愛知をつくる』

5.参加者

137名(オンライン参加者 17名含む)

講演要旨

 愛知県における新型コロナウイルス感染症対策は、2020年2月のダイヤモンド・プリンセス号における感染者等128人の引受から始まった。新規開業予定やマンパワー確保の観点から、岡崎市の藤田医科大学岡崎医療センターで受け入れ、事後対応を行い、院内感染なしで全ての患者が退院するまでに至った。あれから3年4ヵ月が経ち、本年5月8日には感染症法上の位置付けが5類へ移行された。東三河地域における、ワクチン集団接種、ホテル借上などにおける宿泊施設の提供等、これまでのご支援、ご協力に感謝する。5月8日以降、定点医療機関(県内195ヵ所)からの週1回の報告数をみると、足元における感染者は徐々に増えてきており、第8波のピーク時から比較すると2割以下であるが、今後注視していく必要がある。医療提供体制(1,110病床)は整っており、引き続き感染防止対策をお願いしたい。今年は、社会・経済活動をしっかり回してくことが重要である。
 6月2日の豪雨による今朝の時点の被害状況は、床上浸水409棟、床下浸水348棟、合計757棟で、最近では15年ぶりの自然災害であった。農業17億円、林業16億円、その他の被害を含め、農林水産被害額は38億7千万円にのぼった。今回の農林水産関係の被害に対しては、市町村や関係機関・団体と一丸となって対応をしっかり行っていく。
 愛知県における取組として、東三河関係の主な事業としては、「名豊道路」(2024年度全線開通予定)、「浜松湖西豊橋道路」(都市計画・環境アセスメントの手続きを進めていく)、「三遠南信自動車道」(東栄IC~鳳来峡IC、2025年度開通予定)、「三河港」(完成自動車の国際海上輸送のハブ港として、機能強化を図るため、蒲郡、神野、明海、田原の各地区において、岸壁、ふ頭用地等の整備を進めるとともに、官民連携により港湾の脱炭素化に向けた計画の策定を進める)がある。
 また、「設楽ダム建設事業」(「設楽ダムの建設に関する基本計画」における建設の目的の中に発電の記載はないが、愛知県として小水力発電の設置を進めている)、「矢作川・豊川カーボンニュートラルプロジェクト」(部局横断でカーボンニュートラル実現に向けた取り組み)、「豊橋浄水場の再整備」(PFI方式導入)がある。愛知県は日本一の産業県であり、CO2排出量は日本一である。カーボンニュートラルに取り組まないと、「愛知県で造ったものは買わない」となってしまう可能性もあり、全ての関係者がベクトルを統一する必要がある。その他、「海岸堤防の整備」、「豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業」、「主要地方道豊橋渥美線」、「大規模特定河川事業(柳生川、地下河川整備)」、「蒲郡駅北地区優良建築物等整備事業」など事業を進めている。
 次に、「東三河スタートアップ推進協議会との連携」(東三河地域におけるスタートアップを起爆剤としたイノベーションの創出とエコシステムの構築を目指し、愛知県初の「STATION Ai」パートナー拠点として位置づけ)がある。なお、2020年1月にささしまグローバルゲートに立ち上げた「PRE-STATION Ai」における登録メンバー数は176社になり、起業家の皆さんは非常に活気がある。既に32のスタートアップが資金調達をしており、各企業同士が情報を教授し合い、まさにエコシステムを形成している。
 また、「東三河の農業生産力強化等に向けた取組」(国の「産地生産基盤パワーアップ事業」に県の「あいち型産地パワーアップ事業」で補完)、「豊川用水二期事業」(老朽化水路の改築、併設管水路の新設等)がある。教育における「東三河地域の県立高校を対象としたプロジェクト」では、時習館高校:中高一貫教育制度の導入(2026年度開校、2学級80人)、豊橋商業高校:2023年度学科改編、三谷水産:カツオ実習船新「愛知丸」建造(2025年竣工)、御津あおば高校:全日制単位制への改編・昼間定時制の併置(2023年度)や通信制サテライト校の設置(2025年度)など、豊橋工科高校:愛知県初の「ロボット工学科」の設置(2020年度~)、県立夜間中学の設置(2025年度~)、渥美農業高校:「あつみ次世代農業創出プロジェクト」の推進、豊橋西高校・新城有教館高校:「総合学科」の設置がある。
 スポーツ・文化等において、2026年度の「第20回アジア競技大会」では、自転車競技(新城市)、セーリング(蒲郡市)、テコンドー(豊橋市)、サーフィン(田原市)を東三河で予定しており、ホテルの分宿・借上げなどをお願いする。その他、大河ドラマ「どうする家康」における盛り上げ、「豊橋市新アリーナ」、「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」(700人近い参加者、日本で唯一の国際大会)などがある。
 愛知県における全般的な事業としては、リニア中央新幹線の開業を背景に、名岐道路、名古屋三河道路などの交通インフラの整備をバランスよく進めていく。愛知の大型事業・プロジェクトとして、「ジブリパーク」第2期開園(2023年度)、「STATION Ai」オープン(2024年)、「愛知県新体育館(愛知国際アリーナ)」オープン(2025年夏)、「第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会の開催」(2026年)、「基幹的広域防災拠点」開業・「リニア中央新幹線」・「中部国際空港第二滑走路供用」(2027年度~)がある。その他、「教育立県あいち、人財創造あいち」、「あいち観光戦略」、「スポーツを活用した地域振興・魅力発信」、「愛知県『休み方改革』プロジェクト」などの取り組みを鋭意進めている。
 将来を見据えながら何を行っていくのか、スタンスを決めて、ロードマップを決めて、しっかりとやっていく。みなさんと一緒に愛知県、東三河地域を盛り上げていきたい。

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