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その他の事業

2025.06.17 2025年度 第1回東三河グロ―アップミーティング

1.開催日時

2025年 6月17日(火)8時30分~17時15分

2.テーマ

サステナブルな農業を考える視察会

 

人材不足や高齢化など多くの課題を抱える農業。独自の取組でサステナブルな農業に挑戦する農業事業者を視察します。

視察農家①

株式会社にいみ農園

 

40年近く改良に改良を重ねた独自の栽培方式と、豊富で良質な地下水を使って、味わい深いミニトマトを丹精に栽培。第54回農林水産祭において、「内閣総理大臣賞」を受賞されています。

 

視察農家②

株式会社トクイテン

 

愛知と東京を拠点に、生産者として有機農業を営みながらAIとロボットによる有機農業の自動化を目指すスタートアップ企業です。テクノロジーを活用して有機農業の自動化を進め、持続可能な農業へのシフトを加速することをミッションとされています。

3.参加者

17名

開催概要

 2025年度 第1回グロ―アップミーティングは、「サステナブルな農業を考える視察会」として午前中に愛知県碧南市の株式会社にいみ農園、午後からは愛知県知多市の株式会社トクイテンの持続可能な農業、経営についての取組を視察した。
 株式会社にいみ農園様では、ミニトマトとイチジクを中心に多くの野菜を育てており、代表取締役の新実康弘様より説明をいただいた。ミニトマトは、独自のポット栽培にてコストと手間を抑えながら工夫を重ねて高品質なものを時期をずらして植えながら育てており、第54回農林水産祭において、「内閣総理大臣賞」を受賞されている。ミニトマトは収穫のタイミングも重要であり、誰が収穫したものかを見える化して品質を確保する取組がされていた。また、サステナブルな農業にも挑戦し、収穫の終わったトマトの木は肥料として土に混ぜられ、イチジクの生産に用いられるなど廃棄物の有効活用がされていた。
 株式会社トクイテンでは、生産者として有機農業でミニトマトを育てながら、AIとロボットによる有機農業の自動化に取り組んでおり、リードマーチャニアルデザイナーの野々山昭太様より説明をいただいた。ハウスは海外製の高さがあるもので単位面積当たりの収穫量が多くなるようにミニトマトを上まで伸ばすことが可能となっている。収穫など農作業を行うロボットが開発されており、AIを使って最少の人数で生産できる体制の研究と実装がされていた。
 尚、今回の視察会はemCAMPUS並びに国立大学法人 豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンターとの共同企画として実施いたしました。東三河グロ―アップミーティングでは、よりよい未来へ、産学官民の連携により地域をつなぐ活動を今後も継続して展開した参ります。ご意見、ご要望などありましたら事務局までご一報いただけると幸いです。

過去の掲載情報